山梨の身延にある古民家宿「TOWA」とは?
△TOWA OLD FOLK HOUSE(母屋)
山梨県南巨摩郡身延町とあまり耳にしない田舎の中でも、山の奥の奥の奥にある古民家宿「TOWA OLD FOLK HOUSE」。
国道から外れて、車で山のなかをグングン入っていくこと15分。
緑の中にポツンと赤い屋根が見えてきます。
オーナーさんとTOWAとの出会いは2016年。
巡り巡って運命的な出会いを果たし、それからご自身の手で手入れをしながら営んでいる古民家宿だそうです。
TOWAは120年以上も前から建っている家で、周囲には古民家がポツポツとあるだけ。
△TOWA OLD FOLK HOUSE(離れ) 開かれた壮大な山々の景色と、近くで静かに流れる沢があり、落ち着いた雰囲気が漂っています。
聞こえるのは、穏やかなBGMと鳥や虫の音。普段の忙しさや目まぐるしさから解放され、気持ちを安らかにしてくれる…そんな宿でした。
都内からTOWAへのアクセスは約3時間
住所 | 〒409-3436 山梨県南巨摩郡身延町福原246 |
アクセス (車の場合) | 新宿駅から中央道を利用して約2時間 |
アクセス (電車の場合) | 新宿駅→JR中央線甲府駅→JR身延線波高島駅→送迎車20分 (約3時間) |
アクセス (電車+ハイウェイバスの場合) | 新宿→飯富高速バス停留所→送迎(約4時間) |
都内からTOWAまでは、車でも電車でも約3時間ほどかかります。
結構遠いのですが、田舎の風景を眺めながら移動できるので、気分良く移動することができました。
△TOWAまでの道中
私は車で向かいましたが、信号も車も少なくて、気分爽快。長く感じる3時間ぐらいも意外とあっという間に感じられました。
TOWAに直接向かう方法はなく、車の場合は、セルバ身延店(山梨県南巨摩郡身延町飯富2309-200)から同行、電車の場合は、JR身延線波高島駅から送迎となるのでご注意を!
また、到着前にオーナーに連絡する必要があるので、事前に到着時間を確認しておきましょう。
古き良きTOWAの内装や設備について
ここからは、TOWAの内装や設備をご紹介していきます。
部屋数は決して多くはないですが、1部屋1部屋オーナーのこだわりを感じられ、とても過ごしやすかったのが印象に残っています。
扇風機だけでも十分快適に過ごせる和室
△TOWAの1F和室 TOWAに入った瞬間、一番真っ先に現れるTHE和室。
まるで、夏休み中におじいちゃんおばあちゃん家に、行ったような穏やかな気分になれます。
今回訪れたときは蒸して暑かったのですが、縁側から入ってくる風がひんやりと涼しく、レトロな扇風機だけでも十分快適に過ごせました。
△TOWAの1F囲炉裏
また、奥には大人4,5人で囲めるぐらいの囲炉裏もありました。
ノスタルジックな音楽を聴きながら、小さくみんなで囲炉裏を囲み夜な夜な楽しく晩酌できそうな雰囲気。
炭で焼いた魚も美味しそうですし、冬の鍋なんかも最高ですね。
使い方無限大の広々とした2階スペース
△TOWAの2F
2階に上がると、広々とした落ち着いたスペースがありました。
置かれているインテリアは、それぞれ味わい深いものばかり。
照明やイス、テーブル、壁や棚にある作品などすべてにオーナーのこだわりを感じられます。
△TOWAの2F
まるで、ちょっとした美術館にいるような、でも、落ち着いてのんびり過ごせる、、、そんな不思議な雰囲気でした。
また開放的な2階スペースでのんびり過ごすことはもちろん、イベントスペースとしても活用できます。
△TOWAの2F
みんなと音楽やクラフト、様々な用途で利用したら、より一層楽しく過ごせそうですね。
薪ストーブで湯を沸かした本格風呂
△TOWAの薪ストーブ風呂
薪でじっくり1時間かけて炊く温泉は格別。
1人でいっぱいの小さな浴槽ですが、カラダの芯までじんわり温まりました。
また、浴室入った瞬間、ほのかに檜の香りがフワッと広がり、落ち着きを感じられます。
十分に温まってから過ごす、和室もまた良かったです。
田舎体験したい人に勧めたいTOWAの魅力3つ
実際にTOWAに宿泊をした私が、これから泊まる人に伝えられる3つの魅力をご紹介したいと思います。
ぜひ宿泊される際の参考にしてくださいね!
地産地消の新鮮ご飯が身に染みわたる
自然のなかで満喫するのも良いですが、TOWAの食事はとにかく美味しかったです。
個人的に1番良かったのが、地産地消の新鮮な食材を味わえること。
△ジビエソーセージ
オーナーの知人から取り寄せたジビエのソーセージが食べられるのもTOWAならでは。
今回いただいたシカのジビエソーセージ(タイハーブ風)は、ピリッとしつつも、鼻から抜けるハーブの香りがなんともいえない美味しさでした。
ジビエソーセージは他にも、様々な味付けがあったり、イノシシのソーセージがあったりなど、バリエーションも豊富。
友達と一緒に泊まってシェアするのも良さそうですね。
ぜひ食べてみてほしい一品です。
また、トマトと冬瓜の冷製おでんも素材の本来のうまみを感じることができたのも感動でした。
△夕食の前菜
晩御飯はコース形式で、次々に料理が出されます。
野菜がベースの料理は、素材本来の味が楽しめます。
とにかく鮮度が高く、野菜ってこんな美味しかったんだ…と気づかされるものばかり。
食事だけでも、通いたくなるほど感動がありました。
△朝食
朝食もまたカラダに優しいもので揃えられていました。
本当に美味しかったのは、平飼いで育ったニワトリの有精卵を使った卵かけごはん。
卵の殻がびっくりするぐらい薄くて、黄身が濃厚に感じられました。
とくに、特別なものではないですが、1つ1つ食材のもつ本来の味をしっかり味わうことのできる朝食でした。
オーナーを通じて山梨の小商いと繋がれる
オーナーの繋がりで山梨の甲府周辺までの小商いの方々を知れるのも魅力の1つ。
△TOWAにあるフリーペーパーなど
TOWAには、様々なフリーペーパーなどが置いてあり、ここだけで山梨(南部・北部)のことを知ることができます。まるで、小さな観光案内所みたいで、楽しかったです。
- ラトビアセレクトショップ
- かご編みワークショップ
- 天然酵母のパン屋さん
- 季節の定食とジビエを提供する飲食店
- ハチミツ販売
- アンティークショップ
などなど、個性豊かな素敵なお店を紹介頂きました。
△アデムク亭(パン屋)
実際に紹介をもらった天然酵母のパン屋さん「アデムク亭」。
オーナーの紹介で来たことを伝えると、すぐに仲良くなり、人のつながりで巡り合えることも田舎ならではの体験でしたね。
気分によっては他のお店を回ってもいいですし、いろんな過ごし方ができるのがTOWAの魅力です。
何もしない時間をじっくり味わえる
△TOWA OLD FOLK HOUSE(離れ) 国道から車で山を上ること15分。
本当に何もありません。
でもそれがTOWAの良いところの1つ。
都会のせわしない日々を忘れ、1日のんびりと時間が流れるのをただただ過ごすことができます。
△TOWAの2F
のんびりお茶を飲んでもいいし、 縁側で壮大な自然を眺めるだけもいい。
ゆっくり読書でも、大の字になって昼寝もいい。
普段の嫌なことや、疲れを忘れてもいい1日。そんな特別でもないことを、
特別に感じさせてくれるのがTOWAにはありました。
ぜひ、目まぐるしい1日を忘れて、のんびり過ごしたい人は泊まってみてくださいね!
TOWAの施設詳細
△TOWA OLD FOLK HOUSE(母屋)
住所 | 山梨県南巨摩郡身延町福原246 |
電話番号 | 0556-48-8216 |
料金 | 1泊12,000円~ |
ホームページ | https://www.oyado-towa.com/ |
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